すべての人の死因は生まれたことである
- silayaoweb

- 2 日前
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タイトルが気になって読んでみました。
著者は「死ぬという経験は、人生で一度しかできないのだから、よく考えてからでないと、もったいない」(p.12)「死なんとする人、待たれよ、しばし」(p16)と始めて、死について論じています。
そして、死んで楽になる保証など、どこにもないと続けます。どういうわけか生まれたのだから死ぬのは自明のことにも関わらず、誰もが自分が死ぬことを忘れている。死は人ごとのように思っていると。
何故か。そもそも自分が存在しているということは、どういうことかと、問いを立てていきます。
いかな著者もこれらの問いには答えを見出してはいず、いや、考えてみることとその過程が大切なのだということを思いました。いつ死ぬか分からないと思えば、そばにいる人を大切にできるのではないでしょうか。生まれたことが死因で死ぬのだと思えば、どういうわけか生きることが気楽に感じられるような読後感でした。
池田晶子 2026 すべての人の死因は生まれたことである 新潮社


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