top of page

「カフネ」             阿部暁子(2024)カフネ. 講談社. 東京.

  • silayaoweb
  • 4月16日
  • 読了時間: 1分

ree

「カフネ」は、ポルトガル語で、愛する人の髪にそっと指を通す仕草のことだそうです。

日本語にはなりにくいけれど、ちょうど小さな子どもを「よしよし」したり頭を撫でたりする感じかしら。

一人では抱えきれない程の悲しみを、自らが求めていることを懸命に心を込めて誰かにしている人たちの物語。こころのことと食べることは、同じ言葉がよく使われます。そんなこころと食べること、そしてお掃除の物語。登場人物それぞれが、それぞれの悲しみとなんとか向き合っていこうとする物語りです。子どもも、大人も同じように悲しみを乗り越えながら一生懸命生きている姿に暖かい気持ちになります。

最新記事

すべて表示
大雪 閉塞成冬

日ごとに寒くなり雪が降り始める、冬の天気になる頃だそうです。いよいよ寒くなって来ました。 今朝(12月7日)の産経新聞の朝刊一面の記事にこころも寒くなりました。 対話型生成AIにまつわる記事でした。調べものをお願いしたり情報収集するには、とても重宝な対話型生成AIです。けれども、心配ごとや困りごとを相談して話し合うには、AIと「こころ」をもっている人間では大きな違いがあると思うのです。精神分析的心

 
 
 
コールドムーンに思う「思い出の箱」

今朝のコールドムーン。暦より遅れてサザンカが咲いていました。スーパームーンの名前通り寒くなりました。 大人は、この季節「忘年会」と称して今年の嫌なことを忘れる会をします。けれども、子どもたちは、そうもいかず。自称「忘れっぽいタイプ」と言うて、あっけらかんとしている子もいます。なんか引っかかって頭の中で反芻してしまう子もいます。八つ当たりとかフラストレーションの吐口に人や物を使ってしまう子もいたり。

 
 
 

コメント


bottom of page