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2歳から3歳の子どものこころ

 



乳児さんが幼児さんになり、歩くのも板につき、お話しも始める頃です。自分で食べたり飲んだりもできるようになってきます。そして、皆さまがよくご存知のように、自分が不快なことには「いや」と言えることに気がついていきます。いわゆる「いやいや期」の始まりです。これは、赤ちゃんだった子どもたちが、自分が一人の人間であるという感覚を発達させることによるものです。けれども、まだまだ、自分には何が良いのかは知りません。ただ反応しているだけなのです。よく考えることはできません。混乱してしまうことすらあります。子どもたちは一緒に考えてくれる大人を必要としています。養育者の皆さんが、そこで起きていることに注意を向け観察力をもって把握しようと考え続けることが必要なのです。この養育者の皆さんの「考えるこころ」が、子どもたちのこころに「考える力」を芽吹かせます。

 子どもたちは、行動範囲も広がりいろんなものごとを探索し始めます。自分の日常での現実を学び、それに適応して行くことは、子どもたちにとって一筋縄ではいきません。トイレトレーニングでも、自分の筋肉をコントロールすることでオシッコやウンチが出ることを学び、それを保護者の皆さんが上手にできたことを喜ぶ一方で、「臭い」「綺麗にしよう」と

ちょっとネガティヴな反応もします。ウンチやオシッコは、喜ばしい良いものなのでしょうか、排除すべき臭い要らないものなのでしょうか。

 また、この頃子どもたちは、ママとパパがどのくらい仲が良いかということに興味を持ちます。自分が個人であるという気づきに伴い、赤ちゃんの時は自分だかママだか分からなかったのが、それぞれ違う個人だという現実と向き合わないといけなくなります。これは、子どもたちにとって驚愕の現実で痛みを伴う分離の経験です。その上、パパというもう一人の個人にも気がつきます。きょうだいがいる時、きょうだいが生まれた時も同様です。子どもたちは、パパは大好きなんだけれどママとの関係からパパを追い出そうとしたり、反対に自分が除け者にされたように感じて腹が立ったり悲しくなったり。ママもパパも大好きなのに大嫌いなのは、どうしたら良いのでしょうか。解決するにはとても時間のかかる問題ですが、この葛藤こそが子どもたちのこころの空間を広げ物事を客観的に見たり考えたりコミュニケートする力を養います。両親が話し合って協力して子育てをする大切さが、ここにあります。

*一人親だからって心配しないで。子どもたちは、人との出会いの中で同じような経験をしていきます。例えば、友達関係の中で、祖父母との関係の中で、近所の大人との関係の中で、たくましく強かに成長を遂げていく子どもたちにはとても感動させられます。

 

 

 



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