村田りか
清明 玄鳥至

トンビが数羽とても低く飛んでいました。勇壮な姿でした。カラスがそれを地上から眺めていました。燕も、もうすぐやってくるのでしょう。
そんな鳥たちの様子を見ていると、教室の子どもたちの様子を連想しました。ワイワイ騒いでいる目立つ子たち。喧騒の中でそうっと席で本を読んだり窓の外を見ている子。クラスのことは、いつも目立つ子たちの意見が通ることが多いらしいです。いつも静かに黙っている子たちも、聞けば自分の意見や思いがあって、実は我慢したり合わせたりして、しんどくなっていることがあるようです。