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  • 執筆者の写真村田りか

小雪 虹蔵不見


綺麗に紅葉した樹々の横を歩いていると、

誰かさんが鍵を落としていました。今頃きっと困っておられると思います。探しに戻ってきた時に発見しやすい所に誰かが置いていてくれています。

ずっと前に、自分の困った症状や行為を止めたいんだけれど止められない。止めるための鍵が見つからない、鍵さえあればと話した子がいました。鍵は、どこかに落としたのでしょうか。どかにしまってあるのでしょうか。どこかに消えてしまったのでしょうか。

どうして鍵がかかっているのかというと、心が壊れてしまわないように鍵をかけてあるのだと思います。だから、急に開けない方がいいのかもしれないのです。心理療法では、ゆっくりと時間をかけて一緒に鍵を探して、見つかったら一緒にそうっと開けてみます。時には、また閉めてもう少し準備をすることもあります。また決心が付いたら、一緒にそうっと開けてみます。とても恐ろしいし、予測できないので不安だし、でもちょっと自由になれそうで。だから一緒に取り組みます。


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