もう少しで日の出の空。何重か薄い薄い弧が見えます。とても綺麗な空でした。
2月になったこの時期、そろそろお別れと出会いの準備が始まります。
この時期には、お別れの悲しみを抱えておくことが難しくて、卒業する自分が捨てられるように感じたり、どっさりいけないことをして自ら嫌気をさされて捨てられるようにしたり…そんな感じの子を見かけます。
何か記念になるものを交換したり、何かに(器物破損かもしれせんが)傷をつけたり…。
そんな気持ちを大きく抱えて理解してくれる大人を必要とします。
ずっと以前、ジャイアンタイプの子がいました。ジャイアンだから、弱い所(と、本人が感じている)を見せられません。その代わりに、皆の卒業サイン帳に大部分のページに何やら描きまくる破壊行為とも思えることをしていました。サイン帳の持ち主は泣き顔でした。きっと悲しみを抱えきれずに、そんな行為に及んだのでしょう。泣き顔で持って帰ってもらえたことで抱えられた気持ちになったのかもしれません。泣き顔の子にも、今では懐かしい思い出になっていますように。
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