心理療法を受けてみたいな、じっくり時間をかけてお話を聞いてもらいたいなと思った時に、どうやってカウンセラーを探したらいいか分からないということは多いと思います。
そして、誰でも「良いカウンセラー」に出会いたいと思うものです。誰にも話せないことを話すのですから、当たり前のことです。
ここでは、「良いカウンセラー」に出会うためのヒントをお伝えしたいと思います。
*カウンセラーを探す前に、ご自分で確かめていただきたいこと
ヒント1
誰のことを相談したいのか考えてみます。ご自分のこと?家族特に子どものこと?家族全体のこと? もちろん「誰の相談になるのかなぁ?」でも大丈夫です。
ヒント2
どんな心理療法を期待しているのか考えてみます。こころの中をじっくり探索したいのか?こころや気持ちのことを考えるのは「ちょっと」と思っていて、とにかく上手く生きていきたいと思っているのか?興味があって受けてみたい心理療法があるのか?やってみないと分からないなぁでも大丈夫です。
*ここまで決まったら、実際にカウンセラーを探してみます
ヒント3
心理療法を受けたことのある人に感想を聞いてみます。主治医がいる場合は、主治医に聞いてみます。教えてもらったサイトをよく読んでみます。ヒント1とヒント2で考えたことにピッタリだな、いいなと思ったら紹介してもらう。
ヒント4
聞いてみる人がいない場合は、多種のカウンセラーがいるなかでも「臨床心理士」「公認心理師」を探してみるのが安心です。「臨床心理士」は日本臨床心理士資格認定協会が認めた大学院で訓練を受けて修士を修めたカウンセラーです。「公認心理師」は国家資格ですが、最近できた資格なので出会うのは難しいかもしれません。しかし、「臨床心理士」が「公認心理師」の資格を持っている場合が多いです。
・日本臨床心理士会の「臨床心理士に出会うには」のページhttps://www.jsccp.jp/near/ で調べてみるのをお勧めします。
・公的機関(役所)や医療機関にも臨床心理士を配置している所があります。しかし、心理療法を提供しているかどうかは、尋ねてみないと分かりません。公的機関は無料ですが、多くの方に提供したいという理由から集中的な心理療法(ガッツリ心理療法を受けたいなと思っている場合)は提供してもらうのが難しいことがあります。
・検索してみるとたくさんの情報が得られると思います。その中でヒント1とヒント2で考えたことにピッタリな相談機関を選んでサイトをよく読んでみます。
*選ぶ時のポイントがあります
ヒント5
・サイトの印象
・料金が高すぎないか
・家族(特に子ども)のことなら特に、子どもの心理療法を提供しているか
子どもの心理療法士は家族全体の支援もしますので、子どもを含む自分以外の家族のことも相談できます。もちろん大人の心理療法もしますし、自分のことか子どものことかどちらを相談したいかについても一緒に考えていきます。
家族療法を提供している相談機関もあります。
・どんな心理療法を提供しているかをサイトをよく読んでみるか、問い合わせてみる。
・カウンセラーが男性か女性かも確かめます。
・どんな訓練を受けたカウンセラーかも確かめます。臨床心理士や公認心理師以外の資格持っているカウンセラーは、その資格のための訓練あるいは勉強をしていることになります。
*ここにしようかなと思ったら一度会って話してみます
ヒント6
これが一番大切なことなのですが、話してみて自分に合うか合わないか確かめます。合わないな、この人は苦手だなと思ったら、他のカウンセラーを探します。合わないみたいだと伝えても、よく訓練されたカウンセラーなら、怒ったりしないので安心して伝えてください。
Comentários